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NMRによる疾患関連タンパク質-リガンド相互作用解析
担当:竹内 恒 研究員
NMR相互作用解析技術を疾患関連タンパク質複合体に適用し、創薬開発に活用可能な構造情報の取得を目的とした研究を実施した。
解析対象としては、血液凝固系における血小板膜受容体であり、抗血栓薬の標的の一つと考えられているGPVI-コラーゲン相互作用系を選択した(図1)。
図1: 血小板の活性化・凝集メカニズム
NMR相互作用解析の結果、抗血栓作用の報告がある降圧薬(ロサルタン)が、GPVIに特異的に相互作用することをNMR解析から初めて明らかにした(図2)。
図2: 化学シフト摂動法によるGPVIのペプチドリガンド結合部位の同定
またNMR情報と計算機科学的手法の組み合わせによりロサルタン分子のGPVIとの複合体モデルを構築し(図3)、 フェニルテトラゾール基が結合活性に大きく寄与していることを明らかにした。
図3: NMR情報と計算科学手法を活用したロサルタンとGPVIの複合体構造モデル
【最近の主な成果】
・NMRと計算の複合によるタンパク質‐化合物複合体構造予測技術
・NMRによる疾患関連タンパク質-リガンド相互作用解析