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不溶化タグの開発と標準タンパク質としての利用
担当:五島 直樹 研究チーム長
ヒトタンパク質発現リソース(HUPEX)からコムギ無細胞タンパク質合成系によって2万種類のタンパク質を合成したが、この経験から「不溶化タグ」と命名した新規タグを開発した。
図1に示すように、不溶化タグを目的タンパク質と融合させてコムギ無細胞タンパク質合成系でタンパク質合成すると、目的タンパク質が不溶化し、 遠心分離法またはフィルターろ過法によって簡易に回収、精製できる。
無細胞タンパク質合成系を使用しているため、タンパク質の同位体ラベルも容易である。
回収された目的タンパク質は、タンパク質機能を維持しており、様々な実験に利用可能である。
不溶化タグ同士が会合体を形成し、自己形成ビーズとして機能すると考えられる。
この不溶化タグに関する技術は、2012年4月に特許出願を行った(特願2012-087214)。
図1: 不溶化タグによる簡易タンパク質精製法
タンパク質簡易調製法として下記の様々な利用がある。
図2: 不溶化タグ融合ヒト標準タンパク質の利用
【最近の主な成果】
・ヒトのインビトロ・プロテオーム研究の活用
・安全なiPS細胞を高効率で誘導する新規因子Glis1の発見
・免疫モニタリングシステムの開発と臨床診断への利用
・ヒトタンパク質の網羅的細胞内局在画像情報の公開
・不溶化タグの開発と標準タンパク質としての利用
・再生医療実現拠点ネットワークプログラム